教育施設の整備 新館建設募金
トロイヤー記念アーツ・サイエンス館（募金期間は終了いたしました）（命名権付きご寄付は引き続き受付中）

 

 

教育施設の整備 新館建設募金の概要

【学長メッセージ】

新館には、現理学館の自然科学デパートメントの研究室や実験室が移転しますが、新理学館になるわけではありません。人文・社会科学系の研究所や大教室も設置され、リベラルアーツ的な多分野の横断と統合という意味合いを持っています。1階に設置される、Hub Central は、そうした学問分野間を横断するスペース、つまり、授業や研究という学術的日常における多様で自由な往来を象徴する空間であると同時に、コーヒーなどを飲みながら学生同士あるいは教員と学生がディスカッションしたり、写真展のような展示企画に利用したりと、人的交流と対話の日常が、学術的日常の中に置かれる空間でもあります。人間的な多様性と学術的な多様性がさまざまな形で出会い、創造的なモメントが連鎖していく、そのような、リベラルアーツを象徴するような場所として存在することがHub Centralに期待されていますし、さらにこの屋内のHub Centralと対をなす屋外のQuadrangle（中庭・クアドラングル）も、同様の効果が期待されています。　また、ICUの自然科学が、オープンラボスペースやガラス張りの実験室といったかたちでより可視化されることになります。再現性と科学的普遍性によって対象の真実を探求する自然科学的な知のあり方が、実際に参加してはいなくても、ICU共同体の日常のなかに組み込まれ、ほとんど意識せずに、一人一人の総合的な知の中へ構造化されていく効果が、これまで以上に生まれると思います。そして、その効果は自然科学に留まるものではありません。例えば、自然・文化・社会・科学技術の関係といった課題に取り組む環境研究の実験空間などを通じて、これからの世界へどのように創造的に関わり、さまざまな課題をどのように解決していくのか、という意識が常に活性化されることになります。世界と他者へ開かれた実存のあり方が、多様で異質なものとの出会いを通じて、常に問われ刷新される、そのような効果も新館に期待しています。

学長　岩切 正一郎
（前 教室・新機能検討委員会委員長 ）

 

「新館」がICUのリベラルアーツに深化をもたらす（THE ICU 46号)

新館計画の進捗について

※ 計画・完成予想図は、変更となる場合があります。
※「新館」は仮称です。

ご寄付者からのメッセージ（近日公開）

特定スペースへの命名権

ICUコミュニティに関わる人々が利活用していく新館の下記スペースには、命名権が付与されます。ご寄付により各スペースに命名された名称が、利用者に親しまれ、新たな日常生活の一部となり代々引き継がれて参ります。

新館の命名権について

対象スペース	ご寄付額	室数
Hub Central	¥120,000,000円以上	1
300人教室 (1階)	¥100,000,000円以上	1
180人教室 (2階・3階)	¥50,000,000円以上	4
セミナールーム　18人用 (1階)	¥10,000,000円以上	1
セミナールーム　12人用 (1階・2階・3階)	¥6,000,000円以上	5
研究室	¥4,000,000円以上	29

命名にあたっては、大学の献学の理念と関連性があるなど、教育施設に適切な名称をお願いいたします。ご関心のある方は、事務局（アドヴァンスメント・オフィス）までお問い合わせください。お申し込み時点の命名ができるスペースについても、事務局にご確認ください。（「国際基督教大学における施設命名権に関する基本方針」は こちら ）

ご寄付と今　募金成果報告

「教育施設の整備（新館）」へ賜りましたご寄付を以下の通り活用させていただきました。心より感謝申し上げます。

2023年度