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入学50周年を機に16期生の皆様がシーベリーチャペル補修・再生のための募金を始めてくださり、多くの方々の共感を呼び、大学全体の募金となりました。
多くの皆様からのご支援に心より御礼申し上げます。
この寄付について
| 目的 | シーベリー記念礼拝堂の改修保全のため |
|---|---|
| 期間 | 2019年4月1日から2020年3月31日まで(募金開始 2018年4月1日) |
| 目標額 | 800万円 (18年度改修工事予算1,600万円の50%) |
| 顕彰 | 全てのご芳名は学報 "The ICU"等で顕彰いたします(匿名ご希望の方を除きます)。 |
キャンパスの心のオアシスに再生の息吹を
シーベリーチャペルは大学本館前の芝生の西側に木立に囲まれてひっそりとたたずんでいる白い建物です。三角チャペルとも言われていました。名称の由来となったルース・イザベル・シーベリー女史はICUの設立に功績があった教育者・伝道家で、彼女の願いのひとつが、学生たちが日常の大学生活から一歩離れて、心を落ち着け瞑想にふけることができるような小さな礼拝堂をキャンパス内に設けたいということでした。その思いに共鳴したダンフォース財団から5万ドルの寄付があり、完成を目にすることなく他界した彼女の遺志が具現化される形で1959年に竣工しました。
かつては礼拝や集会以外にも、講演会(森有正、遠藤周作、椎名麟三などもここで講演)、結婚式、小規模な演奏会なども行われ、またプライベートな空間がなかった寮生(昔の寮は4人部屋)には一人になることができる貴重な心のオアシスにもなっていました。しかし、築58年を越えた現在は各所に経年劣化が見られ、学外の人を招いての催しなどに使うのは憚られるのが実態で、近年は学生が主体となって運営されているWorship Nightと称する礼拝集会が週1回行われている以外あまり使われていません。
このチャペルはD館とともにヴォーリズ建築事務所設計の貴重な建築遺産であり、建物全体の外枠から内部の天井にいたるまで正三角形を基調に統一されたデザインには、斬新でありながら落ち着いた安らぎが感じられます。チャペルの小ぢんまりとした空間に身をおくと、自己と向き合う一方で他者とも互いの相違を尊重しながら心を通わせようという気持ちが促されるようです。これはまさに、リベラルアーツを基盤に多様性を尊重するICUの精神を体現した空間ともいえます。このまま風化にまかせるのは惜しいということで、入学50周年を機に16期の卒業生たちが補修・再生のための募金を始めたところ、多くの方々の共感を呼んで、そのうねりが16期生の枠を超えて広がりました。こうした思いを共有する方々に開かれた場としてチャペルを再生するために、皆さまのご支援をいただけますと幸いです。
(16期募金発起人様による寄稿)
(建設当時の写真はICU歴史資料室提供)