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ICU

修了生の声

本プログラムを修了された皆さまから、学びの過程で得た気づきや、社会での実践を通して感じられていること、これからの展望など、さまざまなメッセージが寄せられています。ここでは、その一部をご紹介いたします。

IB教育で広がる教員としての可能性

坂巻 諒一(千葉県立千葉高等学校)

IB教員養成プログラムでは、探究的・教科横断的な授業や学習者中心の教育観について深い理解を得ることができました。大学院では言語教育を専攻し、第二言語習得におけるスピーキングやリスニングに影響を与える要因を研究するとともに、教育学や心理学など幅広い分野の知識も学びました。こうしたIB教育と専門の両輪での学びは現在の授業実践を形づくる土台となり、学習者が自ら学びを主体的に進め、批判的に考える力を育むための教育の軸となっています。教育者として成長し、将来の可能性を広げたい方に、ぜひおすすめしたいプログラムです。

「概念理解」が人生の基盤に

宮﨑 いずみ (株式会社ベネッセコーポレーション)

「概念理解」。私が今も大切にしているIBの理念です。私は中高時代をIB校で過ごし、「『こころ』と『異邦人』という時代の異なる2つの文学作品の共通項」などについて議論する中で、個々の知識ではなく、概念で世界を捉える重要性を学びました。
本プログラムでは、IB教育を国内外の教育と関連させて概念的に学ぶことで、理念から実践まで深い理解を得ることができました。
一つの事象を単体で捉えず、「他にどんな事象とつながるか」「学びを他に転用できないか」を問う視点は、今後も私の人生を支える基盤になると思います。