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ICU

IBプログラム担当教員からご挨拶

IB教育を経験していない学生にとってはIB教員養成プログラムを履修するのに躊躇されるかもしれません。「知らないから」「私にはできない」という気持ちが先行するかもしれません。しかし、知らないことだからこそ学ぶ価値があると思います。将来像としては、IB校での勤務、日本の通常のカリキュラムの学校での勤務、企業などへの就職、海外の大学院への進学など幅広い進路を想定しており、それぞれの進路に役に立つ内容だと自負しております。

IB教育のカリキュラムは探求学習、学際的な学び、サービス・ラーニング、そして全人的な成長を重視しています。そのような特徴がICUのリベラルアーツ教育と親和性が高いため、ICUの学部生には共感、納得できる内容が多いと思います。また、大学院で初めてICUに入学される方も、ICUでのリベラル・アーツ教育を体感しながらIB教育について学ぶと相乗効果があると思います。

本学でのプログラムは、IB教育の国際生を重視し、日本語と英語両方で学ぶように構成されています。国を問わず、英語でも日本語でも授業を実施し、同僚とコミュニケーションをとり、IB機構とも連携ができる人材を育てたいと考えております。また、本プログラムは特定の教科には特化しておらず、教職課程で得た教科の学びとIB教育の根底にある理念や教授法をそれぞれの学生が統合することを目指しております。そして、修了のためにはIB校での教育実習が必須となります。実際にIB教育の現場で一定期間過ごす実践的な学びを通して、さらに理解が深まることが期待されます。

最後に、本プログラムの魅力の一つは、言語面、教育面、文化面において多様なバックグラウンドのクラスメイトと学ぶことだと思います。それぞれの経験にもとづく視点から多くの発見や刺激的な学びが得られることと思います。ご興味がある方は大学院へのご応募をお待ちいたします。また既にICUの学部生の場合は「国際バカロレア教育入門」の授業を履修してみてください。

IB教員養成プログラム

ディレクター 藤井 彰子