11月 8日(土)15:00 開演 (14:30 開場)
歌うオルガン
演奏:大木麻理
宗教改革の創始者であるM.ルターは自らドイツ語のコラール(賛美歌)を数多く作りました。それら美しい旋律は時代を超えて様々な音楽家たちの作品に積極的に取り入れられ、現代まで歌い、弾き継がれています。オルガン音楽の最も重要なレパートリーともいえるコラール作品を中心に、オルガンから溢れる情感豊かな歌をお聴きいただきます。
演奏予定曲
J.S. バッハ : コラールパルティータ「ああ、罪人なるわれ、何をなすべきか」 BWV770
J.ラインベルガー : ソナタ第4番 作品98
- Tempo moderato
- Intermezzo
- Fuga cromatica
P. ヒンデミット : ソナタ第2番
- Lebhaft
- Ruhig bewegt
- Fuge. Massig bewegt, heiter
ほか
大木麻理 プロフィール
静岡市出身。東京藝術大学卒業、同大学院修了。
DAAD、ポセール財団の奨学金を得てドイツに留学し、リューベック国立音楽大学にてアルフィート・ガスト氏、デトモルト国立音楽大学にてマーティン・サンダー氏に師事する。満場一致の最優等で国家演奏家資格を得て卒業。
第3回ブクステフーデ国際オルガンコンクールでは日本人初の優勝。マインツ国際オルガンコンクール第2位、第65回「プラハの春」国際音楽コンクールオルガン部門第3位、併せてチェコ音楽財団特別賞受賞。
CDでは「エリンネルング」、ポジティフ・オルガンに新たな可能性を吹き込む「51鍵のラビリンス」*を2020年にリリース、2024年にトランペット奏者佐藤友紀とのデュオ、「Weaving Colors」「天上の音楽~Harmony of the spheres」*を立て続けにリリース。いずれもレコード芸術特選盤など高い評価を得る。(*はポジティフ・オルガンでの演奏)
国内外の主要オーケストラ、アンサンブルと共演多数。NHK「リサイタル・ノヴァ」をはじめラジオやTV出演などオルガン音楽の普及に努めている。
(一社)日本オルガニスト協会会員。東洋英和女学院大学、東京音楽大学、静岡英和学院大学にて教鞭を執る。
2018年よりミューザ川崎シンフォニーホールオルガニスト。