経済的困窮学生かけこみ生活費支援募金

コロナ禍における学生支援活動のなかで様々な事情により保証人や親族からの経済的支援を受けられず、明日の生活費に困窮している学生が潜在的にいることがわかりました。現在も、コロナ禍により自身のアルバイト収入に影響し、経済的困窮度が増しています。
学生の経済的・精神的負担を軽減し、少しでも安心して学業を継続できるよう、学生の生活費支援として、1件あたり5万円程度までの支援金を給付します。また、本支援は真に困窮している学生支援を目的とすることから、学生の申請から給付まで一刻も早く学生に支援金を届けられるよう設計しております。
皆様のご支援を広くお願い申し上げます。

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経済的困窮学生かけこみ生活費支援募金の概要


募金名称
経済的困窮学生かけこみ生活費支援募金
募金目的
様々な事情により保証人や親族からの経済的支援を受けられず、明日の生活費に困窮している学生の生活費支援金として活用させて頂くため
募金目標額
4,000,000円(年間)
募金期間
2021 年 6月から随時
寄付の方法
金額はご自由です。送金方法はご寄付の方法 をご覧ください。
免税措置
国内在住の方は寄付控除の対象となります。
アメリカ・カナダ・メキシコ在住の方はJapan ICU Foundation(日本国際基督教大学財団)にお問合せください。
顕彰
学報"The ICU"等で顕彰いたします(匿名ご希望の方を除きます)。

 

【学生部長 メッセージ】

世界的なパンデミックの中、「コロナ2年目」となりました。今もウイルス禍の終息とはほど遠い状況ですが、キャンパスは学生の(半分マスクで隠れた)笑顔と活気のある風景を取り戻しています。
いっぽうで、長引くコロナ禍の中、学生の経済的な困難も長期化しています。飲食業を中心とするアルバイトの喪失や激減、保証人の収入減、それがいつまで続くかわからない不安が、一部の学生の生活に大きな影響を及ぼしています。また留学生や、4年を超えて在籍している学生は、応募できる奨学金がもとから非常に少ない状況にあります。
出費のなかでも生活費は、学生がもっともアルバイト収入に頼り、かつもっとも支援が得にくい部分です。2020年度にはICU教会のご厚意により、「ICU教会かけこみ募金」が設置され、多くの学生の今日あすの食費、住居費などを迅速にご支援いただきました。この資金が終了を迎える今、類似の支援制度を学内に新設し、ご厚意を引き継ぐことと致しました。
たまたまコロナ禍の年に大学生だったというだけで、生活に困窮し学びを諦めることのないよう、むしろこの困難な時期に学生だったからこそ、未知の自分に出会うまで能力を伸ばし、未曽有の事態にも果敢に取り組む〈真にリベラルな人間〉として巣立っていけるよう、生活費の面からその学業を支えていきたく、あらためまして皆さまの温かいご支援をお願い申し上げます。

学生部長 加藤恵津子

ご寄付と今 募金成果報告

「経済的困窮学生かけこみ生活費支援募金」へ賜りましたご寄付を以下の通り活用させていただき、本学学生の支援をすることができました。心より感謝申し上げます。


2023年度

 

ご寄付額
526,000円
支出額
200,000円
支援内容
学生の生活費支援として、1件あたり5万円程度までの支援金を給付。4件の給付がありました。