教育施設の整備 D館東棟修繕募金(募金期間は終了いたしました)
ディッフェンドルファー記念館 東棟 (略称 D館東棟)(1958年に完成:設計=ヴォーリズ建築事務所)は、ICU創立に貢献のあったディッフェンドルファー博士の名を冠した、地上3階、地下1階建ての建物で、講堂(オーディトリアム)、学生クラブ活動室、宗務部などがあります。本邦初の学生会館として、ICUにおける学生活動の拠点や学生と教員の交流の場として、多くのICU生に親しまれてきました。また、学内の基督教関連団体や教会関係者の集会施設としても広く利用されています。
さらに、建物の外観や斬新な意匠の価値が認められ、2016年度DOCOMOMO Japan選定作品となりました。今回の修繕工事では、建設当初の意匠を残しながら、設備機器の更新や劣化した内装部分の補修が実施されました。
工事は2021年冬に完成いたしましたが、引き続き皆様からの御支援をよろしくお願いいたします。
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教育施設の整備 「D館東棟修繕募金」の概要
- 募金目的
- ディッフェンドルファー記念館東棟修繕工事の費用の一部として活用します
- 募金目標額
- 1億円以上
- 募金期間
- 2020年10月5日から2023年3月31日まで
- 免税措置
- 国内在住の方は寄付控除の対象となります。
アメリカ・カナダ・メキシコ在住の方はJapan ICU Foundation(日本国際基督教大学財団)にお問合せください。 - 顕彰
-
期間中に1万円以上のご寄付を賜りました方々のご芳名は、募金期間終了後にD館内へ設置する顕彰板に刻み、末永くICUの歴史に留めさせていただきます。
当募金へ20万円以上のご寄付を賜り「グループ募金」をお申込みいただきましたグループには、グループ名を刻むことができる特別な顕彰板を準備いたしました。D館東棟で使われていたガラスを再利用した特別製の顕彰板で、個人の 顕彰板 とは異なるものとなります。
「グループ募金」 についてはこちらをご覧ください。
全てのご芳名は学報 "The ICU"等で顕彰いたします(匿名ご希望の方を除きます)。
ご寄付総額が累計で一定額以上のご寄付者に対して、記念品を進呈いたします。 - 特別記念品
- 当募金は10万円以上のご寄付を賜りました個人ご寄付者へD館のガラスを再利用した特別記念品を進呈いたします。100万円以上の場合は、各柄1枚計3柄をセットにして進呈いたします。当ページ下部にございます 「D館東棟修繕募金特別記念品」 をご覧ください。
【ディッフェンドルファー記念館長 メッセージ】
ICUでの学生生活を振り返って、最も懐かしい場所はどこですかと問われれば、「D館」(デッフェンドルファー記念館)とお答えになる方が多いのではないでしょうか。D館は近代日本西洋建築史に不朽の業績を打ち立てた米国出身の天才建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの手によって1958年に日本で最初の大学学生会館として建てられました。2018年には60周年記念行事を祝し、多くのOB・OGの皆様に母校を訪問していただきました。ヴォーリズの建築の多くが有形文化財として登録されていますが、ICUのD館東棟にもヴォーリズ建築の粋を集めた多くの意匠が埋め込まれています。
この度、築後60年超となり安全面での改善を軸にして、さらに多くの学生たちの交わりと大学での憩いの場所となるように大規模な修繕を行うことになりました。卒業生の皆様の思い出が詰まったD館は、この修繕を経て、これからも後輩諸君の大学生活の大切な舞台として用いられ、愛され続けます。皆様の貴重なご支援とご寄付を心よりお願い申し上げます。
ディッフェンドルファー記念館長 矢嶋直規
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ディッフェンドルファー記念館 東棟のご紹介(動画)
・改修前
・改修後
ご寄付者からのメッセージ
ご寄付者からのメッセージを見る
D館東棟修繕募金特別記念品
- 記念品 : ガラス製サンキャッチャー(非売品)、D館サッシ硝子利用
- デザイン : 一粒社ヴォーリズ建築事務所
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※ 記念品の絵柄は、D館、本館、大学礼拝堂の3種類があります。絵柄をご指定いただくことができません。
※ 写真はサンプル品です。お届けする品と異なる場合がございます。
※ 本特別記念品の数に限りがあります。記念品の数を超えるご寄付をいただいた場合、本学オリジナルグッズをお送りいたします。
顕彰板イメージ
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実際にはグループ名が入ります。
個人の顕彰板とは異なります
改修 Before/After
2021年4月から始まった改修工事が同年秋に完了いたしました。
・外観
ラウンジから眺めることができる中庭のモニュメント壁も、特殊な目地や型枠に流し込んだときにできた木目の模様を保存することを目的に、ペンキを塗ることはせず、汚れを落として板目がはっきりと目立つようにしてから、撥水効果を高める塗装をするなど、丁寧に修繕されました。
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・建物内
「強く・用い易く・美しく」をコンセプトに、卒業生の思い出を継承し、W・M・ヴォーリズのモダニズム建築の意匠の復元をしつつ、一方、経年による劣化箇所の修繕を実施、空調・照明・舞台機器などは最新の設備に入れ替えました。
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ご寄付と今 募金成果報告
「教育施設の整備(D館)」へ賜りましたご寄付を以下の通り活用させていただきました。心より感謝申し上げます。
2023年度
- ご寄付額
- 2,533,753円
- 支出額
- 4,144,097円
- 支援内容
- ディッフェンドルファー記念館東棟修繕工事の費用に充当されました。