2022年度秋学期「Brown Bag Lunch & Learn」レポート(2022年10月3日、11日、31日)
Brown Bag Lunch & Learn(BBL&L)は、教員間でスキルや専門知識を積極的に共有するだけでなく、良いことも悪いことも含めてお互いの教室での経験から学び、プログラムやデパートメントを超えた交流を行い、教職員間で情報を共有できる機会となることを目指しています。
22年度秋学期のBBL&Lでは、ELAでの論証(Argumentation)の教え方と履修生の多いオンライン授業で学生参加を高める取り組みについて先生方が発表をしてくださいました。また、第20回目のBBL&Lはスペシャル版としてキャンパスツアーを実施しました。
第19回 2022年10月3日
テーマ:ELAにおける論証の教え方
リベラルアーツ英語プログラム(ELA) スーザン・エドワーズ先生
このセッションでは、エドワーズ先生が担当されている「論文と読解作法(Academic Reading and Writing)」の授業で1年生に対して論証(Argumentation)をどう教えているかをテーマとして扱いました。この授業のためにELAの同僚の先生と開発されたクエスチョン・フレームワークと成績評価のためのルーブリックを共有してくださいました。センター長、副センター長と運営担当職員1名の他に、教員3名が参加しました。
第20回 2022年10月11日
テーマ:ICUキャンパス探検隊
富岡徹郎 総務理事
20回目となるBBL&Lを記念してスペシャル企画を実施しました。『ICUキャンパス探検隊』と称し、富岡総務理事の案内で着任・入職まもない教職員から勤続数十年の職員が参加し、キャンパスに残る様々な歴史的な遺物や樹木を見てまわりました。ICUを創るきっかけとなったマクリーン牧師の記念碑やICU本館に残る戦時中の中島飛行機の研究所の痕跡などを目の前にしながら、理事やICUアーカイブ担当職員の創設の歴史や理念などの解説を聞き、理解を深めることができました。長く勤務していても存在に気づかなかった遺物もあり、驚きの歓声があがることもありました。副センター長と運営担当職員3名に加え、教員5名、研究員など3名、職員5名が参加しました。
第21回 2022年10月31日
テーマ:オンラインの大規模な基礎科目で学生参加を高める試み
政治学・国際関係学デパートメント 大森佐和先生
履修学生数が170人を超えることもある大規模な「DPS101 開発学入門」の授業で学生の参加を活発にする試みについて大森先生が事例を発表してくださいました。特にZoomと対面を組み合わせて分科会形式で学生がグループ発表を行う方法については、大森先生が授業準備から実際の運用までを具体的に説明してくださったこともあり、参加者からの質問やコメントが相次ぎ、事例紹介や意見交換も活発に行われました。また、CTLからもICT担当職員が出席したことで、先生方にMoodleの機能を説明する場面も見られました。センター長、副センター長と運営担当職員4名に加え、教員4名、職員4名が参加しました。