2025.02.28

Language Program for Faculty(LPF)活動報告

2025年1月と2月に、CTL初の取り組みであるLanguage Program for Faculty(LPF)を実施しました。

LPFは、ICUの学生の教育的成長と教員の学術活動を結びつける革新的なプロジェクトです。当プログラムでは、日本語が母語ではない教員を対象に日本語クラスを実施し、授業、学生指導、研究のための言語スキルを向上させる絶好の機会を提供しました。

当プログラムは、新しく着任した教員、ベテランの教員、そしてその家族にも門戸を開き、包括性と協力的な学習環境の実現を目指しました。プログラムは2025年1月と2月の金曜日の5・6時限目(15:10~17:40)に開催され、5回にわたって実施されました。各セッションは、参加者から収集したニーズ調査のフィードバックに基づき、入念にカスタマイズされました。

当プログラムの最も特徴的な点は、日本語教員養成プログラムに在籍するICUの学生が講師となり、教員に指導をしたことです。学生が教員から教わるという伝統的な役割分担を逆転させることで、学生は教員を指導しながら実際に教える経験を積むことができ、両者にとってユニークな学びの機会となりました。

毎回約10名の教員と5名の学生講師が参加し、どのセッションも活気あふれるものとなりました。

参加者の教員からは、学生講師の熱意や指導形式、活動時間の配分、学生講師と参加者の人数比などが高く評価されました。また参加者同士の交流を通じ、教員間のつながりを深める機会にもなりました。学生講師からは、教案の作成や授業の実施、他のSIや教員との交流などが学びや成長の機会となり貴重な経験となったというポジティブなフィードバックが得られました。

この新しい取り組みは、活気に満ちた協力的なコミュニティを育むというICUのコミットメントを示すものとなりました。

*このプロジェクトは日本国際基督教大学財団(JICUF)の協力を得て実施されました。

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