2017.12.25

[GES027] 理解を深めるためのオンライン講義 & アサインメント (Cloud Campus+Moodle)

理解を深めてもらいたい講義内容について、オンライン講義動画(40分の動画と20分の動画)を作成。 学生は授業前に動画を閲覧し、動画の内容に関する設問2問をアサインメントとして提出。 講義時間はオンライン講義で理解を深めた内容について、ディスカッションを行った。

担当教員 鄭 朱泳
授業タイトル GES027 S1:日常のなかのニューメディアと社会
学期 2017年度 冬学期
相談内容 特定のトピックについての理解を深めるために、授業の前にオンラインで視聴する講義動画を作成したい。
対応 オンライン教材作成アプリケーションCloud Campusを利用し、教員が研究室でオンライン講義動画(40分+20分)を作成。
オンライン授業の内容についての設問を2つをアサインメントとして提出。
学生は講義前に動画を視聴しテーマについての理解を深め、講義時間は、ディスカッションを中心に行った。 
使用ツール
  • Cloud Campus
  • Moodle (小テスト)
参考 FD-Newsletter vol.23_no.1 ICT を活用した授業支援(事例紹介)

(担当教員より)

2017 年の冬学期に開講された「日常のなかのニューメディアと社会」という一般教育科目において、Cloud Campus を活用して反転授業用に講義の 1 つを録画しました。

講義の内容は、コミュニケーションテクノロジーと社会の関係性を理解するための 2 つの主な考え方である、技術決定論と技術の社会的形成論についてです。 この授業において、この2つの考え方を学生に理解してもらうことが非常に重要であるため、十分な時間をかけて考え方についてのディスカッションを行い、日常生活の例に当てはめて説明したいと思っていました。

しかし授業時間には限りがあるため、反転授業を導入することに決めました。
オフィスで、パワーポイントスライドを画面の横側に表示した 40 分の講義を録画したのですが、学生には、通常の授業の前にこの講義を視聴した上で、このオンライン講義についてのコメントや質問を Moodle に投稿するよう指示しました。

オンライン講義後の授業では、学生から寄せられたコメントや質問を複数共有し、また生産的なクラスディスカッションに繋がるようなディスカッションクエスチョンを複数挙げました。 質疑応答やディスカッションの時間に授業時間を最大限活用したい方には、反転授業をぜひお勧めします。 特に、比較的抽象的な理論やコンセプトを教えている場合は、事前に講義を見てもらい、授業時間を使用してその理論やコンセプトを実例に当てはめていく方が効果があります。