2023年度春学期

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Topics

Contents

  • 2022年度CGG活動の振り返り
  • SLアンバサダー活動
  • AIUxICUサービス・ラーニング
  • 新任教員の挨拶
  • SL センター長からのメッセージ
  • 編集後記「新年度の抱負」

2022年度CGG活動の振り返り

watanabe-01.jpeg渡邊 宮子 WATANABE, MIYAKO

2021年度 りんごの木子どもクラブ

2022年4月〜2023年4月まで1年間かけて2022年度コモン・グッド基金学生プロジェクト(以下、CGG)の学生委員会のメンバーとして活動しました。CGGはJICUFから100万円の資金提供をいただき、学生メンバーがICU周辺の非営利団体(NPO)に助成金給付を行い、地域コミュニティの活性化を目指すものです。私は活動を通して様々な学びを得ました。その中の1つが地域と繋がる大切さです。私たちはビジョンとして助成金を給付するだけでなく、ICU生が地域と繋がる機会と場所を作り架け橋のような存在になることを掲げました。達成に向けて団体訪問やインタビューをするうちに、地域団体の方々は私たち学生を求めており、学生もまた団体との関わりを求めていることに気づきました。そこで、今年4月に開催したイベントでは多くのICU生と団体を招き、意見をシェアしたり関わる機会を設けられたと感じます。地域社会の活性化に向けて、地域の方々と学生が繋がり共に学び協働していくことが必要であり、今後も多くの繋がりを作っていきたいと考えています。」

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SLアンバサダー活動

nakamura-01.jpg中村未来 NAKAMURA, MIKU

2022年度 Lady Doak College

私はインドのSLプログラムに参加してからずっと教職サークル「結」とサービス・ラーニングのコラボ企画をしたい!と思っていたので、念願の企画がついに叶ったことをとても嬉しく思います。イベント当日は、インドの小学校で行ったサービス活動の内容について紹介した後、「英語科の教職課程履修者の私がインドのSLに参加してよかったこと」というテーマの元お話させて頂きました。インドでのサービス活動は教えることの楽しさに気付かせてくれたという点において、私にとって一生の宝物だと感じています!また、教職の授業で学んだ様々な教授法を実践したり、インドの小学生たちに授業を行うことで、自分がこれまで思い描いてきた教育のヴィジョンを具体化することができたことも、SLに参加してよかったと思う理由の一つだと感じています。今回開催したイベントの最後には参加者の皆さんとSLなどの経験学習を含めた様々な学びのあり方と教師の役割や存在意義についても議論しました。昨年インドのSLに同行してくださり、私たちの活動を一番そばで見守りサポートして下さった近藤先生にも参加して頂き、とても充実したディスカッションを行うことができました。お忙しい中当日のイベントにご参加下さった学生の皆さん、SLのアドバイザーでもお世話になった近藤先生、SLCの先生方、清水先生、ありがとうございました。プレゼンの作成と当日の発表に協力してくれた明音と音葉にも感謝しています!今後もインドのSLの経験について他のICU生や先生方と共有できる機会を設けていきたいです。

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suzuki-01.jpeg inada-01.jpeg鈴木 優理 SUZUKI, YURI & 稲田 遥 INADA, HARUKA

2022年度 University of Cape Town, South Arica

サービス・ラーニングの魅力をもっと伝えたい!という思いから、私たちは3〜4月の夜にZoomで「Service-Learning参加経験者の座談会&質問会オンラインセッション」を開催しました。ICU Portalに加えて、各学年のライングループを通じて宣伝をさせていただき、入学前のID27の学生も積極的に大勢参加してくれ、質疑応答の時間まで非常に活発に行われました。セッションでは、写真による私たちの南アフリカでの体験をベースに、サービス・ラーニングとは何かや履修についての説明もしました。今年度の一般教養科目のサービス・ラーニングの授業では、担当教員の予想を上回る数の学生が履修登録し、サービス・ラーニングを体験できる学生が多くて嬉しいです。私たちのサービス・ラーニング愛がより多くの学生に届いてほしいと思っています。南アフリカのプログラムに参加し、一生の学びを得ることができました。私たちの学びの喜びに満ち溢れた体験談をこれからも発信していきたいです。

AIUxICUサービス・ラーニング

sakitani-01.jpeg﨑谷 航平 SAKITANI, Kohei

2022年度 国際教養大学・国際基督教大学共催サービス・ラーニング

AIU×ICUに参加し発見できたものは実践からの視点、そしてICU生としての自分でした。私は今まで 開発学を学んできましたが実践の場で何かをするということは今回が初めて、しかもテーマの「子供 の居場所」に関して正直に全く何もわからないまま参加しました。右も左も分からないまま考え続け た30日間、私の頭の中では「教育の評価の妥当性」であったり「地域の中の多様性」であったり本の中 ではわからない、考えもしなかった世界が広がり、実践経験からこそ見つけることができた視点の重 要性を認識しました。また、今回のSLは国際教養大学と合同開催であり、他大学の生徒と30日間同 じテーマの元活動を行うということはそれぞれのバックグラウンドからによる視点も然り、自分自身を また別の角度から相対化することができ非常に有意義な経験でした。SLはそのハードさも含めて考 えることの楽しさを教えてくれます。まだ経験されてない方へ、30日で自分の思考をガンと揺さぶられ に行きませんか!

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新任教員の挨拶

kuronuma-01.JPG黒沼敦子 特任助教

教育学
サービス・ラーニング・センター コーディネーター

 皆様、こんにちは。この4月から、教育学・言語教育デパートメントの特任助教に着任した黒沼敦子です。サービス・ラーニングの授業と海外プログラムのコーディネートを担当します。私は、2007年から13年間、サービス・ラーニング・センターでお仕事をさせていただき、サービス・ラーニングと出会ったことで、この分野で専門性を深める道を歩み始めました。サービス・ラーニングを通じて、皆様と再びご一緒できることを大変嬉しく思っています。

 この春学期は、100名以上の学生が一般教育「サービス・ラーニング」科目を履修し、地域活動に携わる機会を頂戴しました。また、60名の学生が夏の海外サービス・ラーニングに向け、準備を進めてきました。これからも、大学と国内外の地域コミュニティの皆様とのパートナーシップを構築し、関係する全ての方々の経験的な学びを促進できたらと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

SL 新センター長からのメッセージ

kato-01.JPG加藤 恵津子 教授

文化人類学
サービス・ラーニング・センター センター長

 4月よりセンター長に就任しました加藤です。実は私、SLCと「同い年」です。SLC創設の2002年にICUに着任したからです。あれから21年、多くの教職員、また何より参加学生の情熱が、今日の活気あふれるSLCを支えています。

就任してまず驚いたのが、説明会と報告会の多さ。SLの目玉である国内外での30日間のサービス(200番台科目)は、夏休みだけでなく一年中行われています。コロナ禍がほぼ終息した今年は国際SLの人数が急増しました。次に驚いたのが授業の多さ。18時間のサービスを行うGE科目が春、秋にあり、今春は110人(例年の倍)が履修。また教員主導のSL科目(300番台)もあります。このため「サービス活動について」といったメールが一日数十通、学生、旅行代理店、国内外のパートナー団体などから届きます。GE科目を共同担当し、業務を垣間見ながら、サービスやその支援について私自身が「体験学習」中です。

編集後記

KI.jpg3月の合同プログラム、春学期の授業、夏の実習派遣と怒涛の時期でしたが、多くの学生がサービス・ラーニングに関心を持って参加してくれたことを嬉しく思います。3月には秋田出張に行きましたが、秋田のご飯がとても美味しくて驚きました。

YS.jpg新年度が始まり、学生がキャンパスに戻り賑わっている様子が嬉しいです。サービス・ラーニングプログラム参加への関心が高いことに感心する一方、たくさんある選択肢の中から、無理なく自分らしく参加できるプログラムを見つけられることを願っています。

YY.jpgこの春から市民農園を借りて家庭菜園を始めました。始める前は、毎日水をやりに行くのが大変だろうなぁと思っていましたが、今では日々成長していく野菜たちの様子を見るのが楽しみで、せっせと畑に通っています。とれたての野菜を食べる日が待ち遠しい今日この頃です。

MS.jpgSLの学部科目履修者が昨年を大きく上回った。特に一般教育科目では、コロナ前を上回る参加者数となった。オンラインに疲れた学生がオフラインでのつながりを取り戻そうとしているように思えた。