コミュニティ・サービス・ラーニング

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コミュニティ・サービス・ラーニング(Community Service-Learning: CSL)は、日本国内のNPO、教育機関、福祉施設、自治体、公的機関、地域コミュニティなどにおいて、約30日間のサービス活動を行う実践的な学修プログラムです。参加者は地域社会が抱えるさまざまな課題や人々と関わりながら活動し、教室で学んだ知識と現場での経験を結び付けることで、社会に対する理解を深めていきます。

サービス・ラーニングでは、単にボランティア活動を行うだけではなく、自らの関心や問題意識に基づいて活動を選び、活動を通して得た経験を振り返りながら学びを深めることを重視しています。そのため、地域社会への関心や、ICUで学んでいることとの関連を考えながら活動先を検討することが求められます。

活動先の選択方法には、SLCが連携するパートナー機関のプログラムに参加する方法と、学生自身が活動先を探して計画する「セルフアレンジ」の2つがあります。

パートナープログラム

SLCでは、長年にわたり協力関係を築いてきた団体・地域と連携し、コミュニティ・サービス・ラーニングの機会を提供しています。受入れ先との調整はSLCが行うため、サービス・ラーニングが初めての学生でも参加しやすいことが特徴です。

アジア学院(栃木県那須塩原市)

アジア学院は、アジア・アフリカを中心とした国々から農村開発に携わるリーダーを受け入れ、持続可能な農業とコミュニティづくりを実践的に学ぶ研修機関です。学生は、有機農業、調理、施設運営のサポートなどに携わりながら、多様な文化的背景を持つ人々との共同生活を経験します。国籍、人種、宗教、価値観の違いを超えて共に暮らし、学ぶ環境の中で、「共に生きる」という理念を体験的に学ぶことができます。

長野県天龍村

長野県最南端に位置する天龍村で、地域住民と共に暮らしながら地域課題に取り組むプログラムです。人口減少や高齢化が進む地域において、生産者と消費者をつなぐ活動や地域資源の活用を通じて、持続可能な地域づくりについて考えます。地域の人々との日常的な交流や共同生活を通して、地方創生やコミュニティのあり方を学ぶことができます。

長崎平和推進協会(長崎県長崎市)

被爆地長崎において、核兵器廃絶と恒久平和の実現に向けた活動を支援するプログラムです。青少年向け平和教育事業や各種イベントへの参加、被爆の記憶を継承する活動などを通じて、平和構築について学びます。被爆者や平和活動に携わる人々との出会いを通して、平和研究や人権、多文化理解について深く考える機会を得ることができます。

MORIUMIUS(宮城県石巻市)

MORIUMIUSは、東日本大震災後の地域再生の中から生まれた教育・地域づくりの拠点です。学生は、子ども向けプログラムの運営補助、農業・漁業体験、地域住民との交流などを通して、自然と共生する暮らしや地域社会との関わりを学びます。また、地域課題の調査や自主プロジェクトの企画にも取り組むことができ、自ら課題を発見し行動する力を養います。

三重県松阪市

2022年に締結された松阪市とICUの連携協定を基盤として実施されるプログラムです。ICUに保存されている松浦武四郎ゆかりの「一畳敷」を起点に、湯浅八郎記念館(ICU)と松浦武四郎記念館(松阪市)を主な活動の場として、松浦武四郎の人物像や思想、その功績を学生の視点から発信します。

学生は、展示制作や広報活動、教育支援、地域振興活動などに携わりながら、松阪市の歴史や文化への理解を深めます。また、地域の人々や関係機関との協働を通じて、文化資源の継承と活用について実践的に学ぶことができます。

セルフアレンジ

コミュニティ・サービス・ラーニングの大きな特徴は、学生自身が活動先を提案できることです。自分の関心や問題意識に基づいて活動先を探し、サービス活動を設計することができます。

新たな活動先を開拓することも、過去の参加者の活動実績を参考に活動先を検討することも可能です。活動内容や時期についても柔軟に設計できるため、自分の学問的関心や将来の目標と結び付けた学びを実現できます。

SLCでは、活動先の探し方や受入れ機関との連絡方法などについて相談を受けながら、計画づくりをサポートしています。これまでICU生は100を超える機関・団体でコミュニティ・サービス・ラーニングを実施してきました。

過去三年間の活動先一覧

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