国際サービス・ラーニング

ISLバナー.jpeg

ICUの献学精神の一つである国際性を活かしたサービス活動を行うのが、国際サービス・ラーニング。海外のパートナ一大学・機関は、教育、福祉、開発などさまざまな分野でのプログラムを展開。複数国の学生が協力して活動するプログラムもあり、世界をフィールドにサービス活動を実施しています。

partnermap_2023.png


サービス・ラーニング・アジア・ネットワーク(SLAN - Service-Learning Asia Network)

アジアを中心とした大学や機関とのネットワークを通じて、学生を派遣しています。それぞれ、特色のあるプログラムで、現地の学生とともに、学校や児童養護施設、障害者施設、貧困地区、農村などで活動しています。

機関・プログラム内容
インド

レディ・ドーク大学(Lady Doak College)

Lady Doak College (LDC)は、インターナショナル・スタディセンター(ISL)担当の先生とスタッフが ICU(年によっては他の大学の学生も参加)のためにサービス活動をアレンジしてきています。活動としては、市内と郊外の小学校で授業を担当し、年によっては障がい者施設などで子どものサポートをする。また、カーストやジェンダーについてのLDC教員からの講義や、LDC学生との討議、朝のヨガのクラス、ホームビジット、史跡の視察等の機会もあります。

ユニオン・クリスチャン大学(Union Christian College)

小学校、盲学校で子どもと関わったり、現地の人と共に平和について考察する活動が主体です。大学での講義受講、日本の歴史や制度についてプレゼンテーションをする機会もあります。ヒンズー教の影響が強いインドにあって、複数の宗教が混在し、一般的なインドと異なる雰囲気を持つ土地柄も魅力です。

※2024年は開催しません。

インドネシア

ぺトラ・クリスチャン大学(Petra Christian University)

ぺトラ・クリスチャン大学のCommunity Outreach Programに参加。インドネシア・オランダ・韓国・中国・香港・台湾からの学生チームと共に、いくつかの村に分かれて、約3週間にわたる地域支援活動(施設整備・修繕事業など)を行います。英語での積極的なコミュニケーション能力が必須です。

フィリピン

シリマン大学(Silliman University)

1週間ごとに孤児院、DV被害者支援団体、シェルター、小学校での教育サポートなど異なる団体を訪れて活動をするため、さまざまな社会問題について学ぶ機会があります。現地学生がバディとして常に付き添ってくれるので心強く、学生間の絆も深まります。

中国

愛徳基金会(The Amity Foundation)

南京に本部のあるキリスト教系のNGOで、中国全土で事業展開しています。その中の教育部が毎年ICU生のためにアレンジしてくれるサービス活動。愛徳基金会が運営する知的障がい者施設やベーカリー、老人ホームなどで活動します。欧米からのボランティアも受け入れているため、一緒に活動する年もあります。

※2024年は開催しません。


その他のエリア

2020年度より南アフリカのケープタウンにあるケープタウン大学(University of Cape Town)と提携し、持続可能な開発(Sustainable Development Goals: SDGs)に関連する新しいサービス・ラーニングのプログラムを実施しています。

機関・プログラム内容
南アフリカ

ケープタウン大学(University of Cape Town-UCT)

主なテーマは持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development - ESD) です。ケープタウンの私立および公立小学校、環境関連のNGO、植物園などでサービス活動を行うほか、土曜日はUCTが行っている土曜学校(貧困地域からの高校生の進学支援)にも参加します。ケープタウンの歴史や環境保全についても視察訪問を行う予定です。