コミュニティSL体験談

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公益財団法人長崎平和推進協会・長崎大学

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斎木 理世 SAIKI, Rise

私はこのプログラムに参加することができて本当に良かったと思っています。長崎平和推進協会では、被爆者の方からお話を伺ったり被爆遺構を巡ったり、平和に関するフォーラムに参加するなど、様々な形で原爆の悲惨さや平和について学ぶことができました。そして、長崎大学核兵器廃絶研究センター (RECNA)では、長崎平和推進協会での活動を通して多くの方から受け取った核兵器廃絶への思いを、どのように現実的に実践していくかを先生方から学ぶことができました。実際に聞いたり見たりして感じる実学と、論文や講義を通して学ぶ座学、感情に訴えかけられた思いを原動力に理性的に問題解決方法を考えるなど、感性と理性のバランスが取れた良いプログラムであると思います。

核兵器廃絶という目標に対して、関わっている方々がそれぞれにしかできない役割を担われていることが大変印象的で、私も私にしかできない方法を見つけようという考えに繋がりました。

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活動中に参加したピースフォーラムにて、全国から来た小中高生、ピースボランティアと
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原爆資料館の入り口すぐに展示されている、原爆投下時に止まった時計
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8月9日に行われた平和記念式典に参列
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吉田 帆菜 YOSHIDA, Hanna

行きたい場所、会いたい人が次々にできてとても豊かで忙しい1か月でした。沢山の方が私たちの学びを深めるために協力してくださり、そのおかげで何にも代えがたいような貴重な経験ができました。長崎平和推進協会のプログラムでは長崎でしか学べない「原爆の悲惨さ」に多く触れ、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)ではその次のステージである「核廃絶」というトピックについて学びました。アカデミアのコミュニティと市民社会のコミュニティ両方にお邪魔したことで、双方的な視点が得られたと思います。

活動中は、「サービスをする側なのに何もできていない」と感じることがありました。そんな時、一緒に活動した学生が「あなたの持った疑問や考えに触れて新しい学びになった」と言ってくれたことが印象に残っています。私が長崎の学生に質問をするだけでも結果的に相手には新しい影響を与えることができて、それがそのコミュニティーへのサービスになっていたのではないかと思いました。

また長崎に「帰って」学びを続けたいと思っています。

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8月9日、平和記念式典にて。被爆者の追悼のために全国、世界から人々が集まり緊張した空気を感じた。
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8月9日、被爆者の追悼のために花が納められた平和公園の噴水の前にて。噴水の水の形は鳩の羽ばたきを象徴しており、碑には被爆した少女の手記が示されている。
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青少年ピースフォーラムではガイドとして活動。原爆落下中心地碑付近でガイド練習中のひとコマ。

三鷹市役所 健康福祉部 地域福祉課

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C. K.

私は地域コミュニティや地方創生に興味関心があったことから、三鷹市というコミュニティ活動が活発な地域において活動したいと思い、三鷹市役所でサービス活動を行いました。

地域福祉課の職員の方々は温かく迎え入れてくださり、地域ケアネットワークについて一から教えてくださいました。職員の方々が三鷹市民のために細やかにお仕事をされていることを学ぶとともに、地域のサロンやイベントに集まる高齢者の方や子供たちと関わる中で、温かい気持ちになりながら活動を行うことができました。

印象的だったのは、月一回のサロンが地域の人々にとって友達作りや交流の場となっていたことです。また、スタッフ の方々が今後のサロン企画について和気藹々と話し合いをしている姿を見て、スタッフの方にとっても地域ケアネットワークが居場所であると気づかされました。これらは実際にサービス活動をしなければ気づけなかったことだと思います。

多くの三鷹市民の方と交流しながら学んだ30日間はとても貴重な経験となりました。これからも地域の活動やコミュニティに関わっていくことができたらと考えています。

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ウクレレサークルの発表
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サロンでの七夕短冊作り
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サロン受付にあるサロン委員の方の作品
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子供向け事業での写真

一般財団法人 ドチャベンジャーズ

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石井 晃 ISHII, Hikaru

活動先で多くの人と繋がるなかで、自分が何者であるか、また何をすべきかを考え続けた1ヶ月間でした。このプログラムには活動計画が定められておらず、自分で計画し行動して学びに繋げるものだったため、最初の一週間は人脈を広げること、五城目町について知見を深めることに奮闘しました。奮闘の甲斐があって、その先の活動期間は自分にとって非常に思い出深い出来事が多く、もし参加していなかったら今の自分が存在していないのではないか、と感慨深い気持ちになりました。

これからサービス活動をする皆さん、どんどんいろいろなコミュニティに飛び込んでみてください!最初は不安でも、学びにつながることが様々な活動先で溢れています。たとえうまくいかない結果になったとしても、それは失敗ではなくこれからの自分の成長に繋がる大きな糧になります。活動を思う存分に楽しんでください!

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地域の方からの依頼で、障子の張り替えを一緒に行った活動写真
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ハイブリッドラボラトリースクールにて、子供達が3Dプリンタやレーザーカッターなどのデジタルテクノロジーを体験している様子
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朝市商店街で、子供向けの七夕ブース(短冊や風鈴を作る教室)を開いた際の活動写真

山梨県富士山科学研究所

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河西 凜 KASAI, Rin

このプログラムに参加しなければ出来なかった経験も多く、自分の興味関心について考えを深めることができた良い機会でした。私は環境問題や自然に関する情報の伝え方について問いをもって活動に臨みましたが、自然教室などを行う中で、問い以外にも多くのことを学んだり考えたりすることが出来ました。例えば、自分の将来像を考えることも出来たことの一つです。小学生など子供と関わる機会が多かったことから、自分は将来子供に何かを伝える職業も選択肢のひとつになるかもしれないと気づきました。サービス・ラーニングの活動を通して自分の将来について考えるとは思っていませんでした。サービス・ラーニングのプログラムに参加できて本当に良かったです。

活動が終わってからも、研究所の方とは繋がりが続いています。この出会いや繋がりを大切に出来る人でいたいです。

忘れられない、忘れたくない夏になりました。

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研究員の方々と明神山に調査に行った時の写真。植物や鳥についてのお話も聞けて楽しかったです。
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植物観察会下見の日の写真。富士山は大好きなのに登るのは初めてで、興奮し感動しました。
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県内の方を対象に開催された富士山5合目での植物観察会当日の写真。担当のグループの最後尾を歩いている様子。