2021.03.02

香港の嶺南大学とのコラボ「問題解決のためのデザイン思考」を学ぶ授業を開講

2020年度冬学期、サービス・ラーニングの手法や効果について研究する上級コース「サービス・ラーニング特別研究II」を開講しました。今回は5つのステップによる問題解決法のアプローチである「デザイン思考(Design Thinking)」について探求し、ニーズ探索や解決策考案についての手法を学びました。

12月には、香港の嶺南大学で、実際にデザイン思考をサービス・ラーニングに取り入れている講師をゲストに迎え、ワークショップを実施。その後、受講生は、関心のある社会問題の分野から、サービス活動をしたい地域団体を見つけ、具体的なサービス・プロジェクトをデザインしました。最終発表では、自分が抱いた社会課題、 ニーズ探索、解決策、それをどう実践していくかについて発表しました。

「この授業では、課題分析から解決策実行までの、社会課題を解決するための実践的なプロセスを学ぶことができました。協働したい団体や個人にインタビューを行ったり、考えたアイデアを実際に提案したことでより実現可能性の高い解決策につながり、大きな達成感を感じています。」

「今まで課題解決をする際は『ああでもないこうでもない』と何回も同じことを考えてしまい、なかなか前に進まなかったのですが、それがなくなりました。しっかりと中身があって納得できる結論を、決められた時間の枠の中で導けるようになり、自信がつきました。」

など、受講したICUは、問題解決に焦点を当てたいつもとは少し違うサービス・ラーニングの学びができました。今回新しく学んだアプローチを、ICUのサービス・ラーニングにも生かしていくことを目指します。

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