2020.06.12

春学期のオンライン授業と遠隔サービス活動

ICUの春学期は、コロナ禍の影響により全てオンライン授業となった中、「講義+18時間の実習」で構成される「一般教育:サービス・ラーニング」が開講されました。約30名(うち半数が一年生)が履修し、5つの受入機関で6グループに分かれ、国際交流(子どもたちとヴァーチャル遠足を企画運営など)、三鷹での環境問題の意識調査、NGOのファンドレイジングとSNS広報活動、SLCの課題分析と提案など、遠隔でのコミュニケーションに時には戸惑いながらも、コストや時間に縛られず柔軟に対応できる利点を活かして遠隔サービス活動に従事しました。
 
現状、サービスのニーズも限られる中、JSSLプログラムでも提携している米国ミドルベリー大学や、地元で国際交流を促進する「グローカル三鷹」と新しい形での連携が広がり、授業内ではコロナ禍での様々な地域活動の話を伺いました。また、実際に昨年、SLプログラムに参加をした先輩の話を聞き、SLに大切な「問い」「ポジショナリティ」「リフレクション」についての助言をもらい、履修性への刺激となりました。コース終盤には、政治、国際関係、宗教、哲学、物理などICUの多方面の分野の先生方から専門的なアドバイスをいただき、最終発表に備えました。
 
最終回のプレゼンテーションでは、受入機関の方々やICUの教職員など50名近くもの方々にご参加いただき、各々のグループが活動の取組み内容と振り返りを共有しました。発表では、サービス活動を通して、大学生として社会のためにできることは何かということを考えたり、クリティカル且つ前向きな姿勢で取り組むことで社会との関わり方が変化したり、社会や自分自身について様々な気づきが得られたようでした。
 
授業は終了しましたが、今回の履修生が、今後も学生生活や卒業後の社会人生活の中で更なる学びを発展させていくことを期待しています。また、SLCにとっても学びの多かった今回初のオンライン授業の経験を糧に、引き続き、地域コミュニティやパートナー機関の方々と共に、新しい形の「サービス・ラーニング」を探求していきたいと思います。

活動内容(一部抜粋)※画像をクリックすると拡大します。

活動Point Blur_20200612_155950.jpg活動Point Blur_20200612_155831.jpg活動Point Blur_20200612_155750.jpgPoint Blur_20200612_165925.jpg

先生方との対談(一部抜粋)※画像をクリックすると拡大します。

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最終発表会(一部抜粋)※画像をクリックすると拡大します。

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